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防水工事

防水工事WATERPROOFING WORK

防水工事は、建物の屋根や屋上、外壁、バルコニーといった風雨にさらされる部分に防水処理を施し、
雨や雪が建物内部に浸入するのを防ぐための工事です。
梅雨があり、冬には雪が降る日本において、水から建物を守る防水工事は欠かすことができません。
それぞれの工事場所や目的に合わせて適切な防水方法を選択します。

ウレタン工法

ウレタン工法とは

主剤と硬化剤を攪拌し、化学反応させたウレタン樹脂を塗布する防水です。2成分形、湿気硬化型の1成分形、スプレー方式による超速硬化形があります。
下地の形状に馴染みやすく、複雑な形状でも確実に施工できるのが特徴です。密着工法、通気緩衝工法、絶縁工法と、工法の幅も広く、あらゆる箇所での施工が可能です。
工法の幅が広いので、予算にあった工事を選定しやすいです

ウレタン工法の特徴

液体の樹脂を塗布することによって防水層を形成するので、弾性のある塗膜を下地の形状に関係なく馴染み、確実な施工をできるのが特徴です。
プライマーの選定により、旧防水層に重ね塗りすることができるので、屋上やベランダなど施工箇所を問わずに、コストを抑えることもできます。

トーチ工法

トーチ工法とは

トーチ工法とは、建築物の屋上や地下外壁にトーチバーナーにより改質アスファルトシートを溶着施工し、防水層を形成する工法です。防水層を形成する材料は、合成繊維不織布を基材として、両面に改質アスファルトをコーティングした2.5~4mm程度のシートを使用します。

トーチ工法の特徴

アスファルト溶解釜などの大がかりな設備の必要がなく施工できます。段取りが簡単で施工時の臭い、煙がほとんど出ないです。大幅なCO2削減ができるので環境負荷が低く耐衝撃性に優れています。

塩ビシート工法

塩ビシート工法とは

塩ビシートは、塩化ビニル樹脂を主原料とし可塑剤を添加したものをシート状にしたもので、耐候性・耐熱性・耐摩耗性・耐圧縮性に優れています。標準耐用年数は10年〜15年。また、着色性にも優れているため意匠性の高い防水層を形成できます。
さらに、塩ビシートは自己消火性を持っているため、延焼しにくいです。

塩ビシート工法の特徴

屋外での日光による紫外線、熱、オゾンに対し優れた耐久性を持っています。塩ビシートは素材自体が予め着色され高い耐久性があるため、防水層のメンテナンスとして一般的な保護塗装が原則不要になり維持管理費も節約することができるのがメリットです。

ゴムシート工法

ゴムシート工法とは

ゴムシート防水は、シート状に形成した合成ゴム系の防水シートを接着剤などで下地に張り付ける防水工法です。シートそのものは安定した分子構造を持ち、ゴムのため伸縮性が高く耐久性にも優れていますが、シート同士の接着は接着材と粘着テープによるので、溶融一体化しないという特徴があります。

ゴムシート工法の特徴

材質が合成ゴムなので、伸縮性が高く伸びがあり、下地の亀裂にも柔軟に追従します。温度による物性変化が少ないので、施工地域による制約も少なく、耐用年数も長いです。
工法としては、ゴムシートを接着剤と粘着テープによって張り付けるものなので、短工期・低コストです。目立ちにくいところの防水工事や応急処置にも最適です。また軽量なので、木造建築にも向いています。上から保護層として塗装材を厚塗りすれば、軽歩行も可能です。

FRP工法

FRP工法とは

強度が高く耐久性に優れたガラス繊維強化プラスチックを応用した防水です。 軽量で耐水・耐食・耐候性に優れているのが特徴です。施工性も優れていて、硬化速度が早く、次工程へのロスがないため、短期間での施工が可能です。

FRP工法の特徴

軽量ながら強靭で、耐久性があり重歩行も可能です。下地への密着性が高いので、防水性に優れ、下地の膨張などにも剥離の心配は少ないです。施工性も良く、短期間での施工が可能です。